英検とTOEICの違いとは?【難易度や勉強法を英会話講師が分かりやすく徹底比較】

英検とTOEICの違いとは?【難易度や勉強法を英会話講師が分かりやすく徹底比較】

英検とTOEICの基本的な違い

英検は入試や教育現場に強く、TOEICは就職やビジネスシーンでの評価に強みがあります。

比較項目英検TOEIC
正式名称実用英語技能検定Test of English for International Communication
実施回数年3回(+CBT)年10回前後(公開テスト)
主な目的学校・入試・資格向けビジネス・就職向け
測定スキル4技能(読む・聞く・書く・話す)2技能(読む・聞く)※S/Wは別試験
結果形式合格/不合格(級ごと) スコア(990点満点)
有効期限無期限2年間

英検とTOEICの難易度の比較|どちらが難しい?

英検は「丁寧に考えて伝える」型
TOEICは「速く正確に処理する」型


つまり、思考力や表現力に強い人は英検向き、スピード処理や実務英語が得意な人はTOEICが得意な傾向にあります。

英検とTOEICの難易度のタイプ別比較

観点英検TOEIC
出題形式記述 + 面接あり選択式のみ
必要スキル読・聞・書・話の4技能読・聞の2技能中心
語彙の傾向学術・評論系語彙も登場ビジネス英語中心
時間配分やや余裕あり非常にタイトでスピード勝負
合格/スコア級ごとに合否スコア評価(相対式)

英検とTOEICのレベル感の目安

英検TOEICスコアの目安
3級約350〜450点
準2級約450〜550点
2級約600〜700点
準1級約800〜850点
1級900点以上

英検とTOEICのメリット・デメリット

試験メリットデメリット
英検・4技能をバランス良く評価
・高校・大学入試で活用可能
・習得の達成感がある
・社会人での認知度はやや低め
・年3回と受験機会が少ない
TOEIC・就職・転職で高評価
・スコア制で実力を数値で示せる
・年間の受験回数が多い
・4技能すべてを測れない
・時間配分に慣れが必要

英検とTOEICの勉強法の違いと対策ポイント

英検では表現力・意見構築が、TOEICでは速読・精聴力が求められます。

項目英検TOEIC
単語パス単など級別語彙帳ビジネス英単語・フレーズ
文法中学〜高校文法の基礎を丁寧に読解中心、応用文法・処理速度
リスニング日常英会話・学校英語会議・電話などビジネス会話
ライティング賛否エッセイや意見文L&Rでは出題なし(S/Wで対応)
スピーキング面接官との対話式別試験で実施(任意)

英検とTOEIC どちらを受けるべき?

あなたの目的おすすめ
高校・大学入試で活かしたい英検(2級以上)
就職・転職で英語力を証明したいTOEIC(600点以上)
英語4技能をバランスよく伸ばしたい 英検準1級以上
外資や海外取引で活躍したいTOEIC800点以上
英語学習の目標・達成感が欲しい英検(級ごとに挑戦しやすい)

英検とTOEICの比較 まとめ

英検とTOEICは、目的も形式も異なる試験です。

  • 英検は教育・進学向け。論理力や4技能の総合力が求められる
  • TOEICはビジネス・就職向け。実用英語と処理スピードが問われる

どちらにも明確な強みがあります。
自分は英語を何のために使いたいのか?」を考え、適切な試験を選ぶことで、英語力を効率よく伸ばすことができます。